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腸が“第二の脳”と呼ばれる本当の理由とは?超賢い小腸・大腸のネットワークの仕組み

意外に知らない腸の構図

腸の基本的な構造は大きく分けると、

小腸と大腸の2つに分けられます。


更に細分化すると、

小腸は、十二指腸、空調、回腸、

大腸は盲腸、結腸、直腸に分けられます


胃の出口(幽門)から十二指腸が始まり、

小腸全体の5分の2が空腸、

残りの5分の3が回腸と呼ばれています。


空腸と回腸の明確な違いはありませんが、

空腸はやや太く、回腸の方が細くなっています。



空腸と回腸の内部には

絨毛(じゅうもう)という突起があり

その絨毛を拡大すると、

更に細かい微絨毛という突起で

びっしり覆われています


良く腸で栄養素を吸収すると言われていますが、

この微絨毛から食事で得た栄養素を

私達は体内に吸収しています。


小腸(回腸)の出口、バウヒン弁から大腸が始まり、

盲腸 → 結腸 → 直腸の順に肛門まで繋がっています。


日本人の平均的な腸の長さは

小腸が6 ~ 8m、大腸が1.5m、

内部の総面積は絨毛の効果もあって、

約32㎡もあります。


これはテニスコート1面分に相当する広さです。


腸は、身長の5倍ほどの長さと、

広大な表面積を活かし、

栄養素を効率良く消化、吸収できるように

構成されているのです。


市販で販売されている
腸内環境をサポートする健康食品は無意味

口腔内で咀嚼された食べ物は、

唾液に含まれるアミラーゼで分解され、

咽喉を通り、

嚥下運動や蠕動運動で食道から胃に運ばれ、

強い酸性の胃液でドロドロに溶かされ、

かゆ状態になるまで消化されます



胃液には

食べ物のと一緒に入ってきた

ウィルスや細菌の増殖を抑え、

殺菌する効果があります。



良く市販で販売されている

善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌)が含有され、

腸内環境をサポートする

健康食品がありますが、


北海道大学が調査した所、

この強い強酸の胃液で

ほとんどの善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌)が

腸に届かないで、

胃で殺菌されてしまっている事が

実証されていますので、

無暗に市販で販売されている

腸内環境をサポートする健康食品は

購入しない方が良いです。


三大栄養素の分解の仕組み

主に消化液は、

十二指腸にある

大小の十二指腸乳頭という便が開き、

胆のうから胆汁、

膵臓からはすい液が流れ込み


胃から十二指腸に送られた

ドロドロの食べ物や胃酸と混ざり合います。


胆汁はアルカリ性なので、

胃酸を中和する事ができ、

主に脂質を脂肪酸、グリセリンなどに分解します。


すい液は消化酵素が含まれていて、

主に糖質をブドウ糖、

たんぱく質をアミノ酸に分解します。


更に細かい消化の話は
こちらから
更に細かい消化酵素の話は
こちらから


硬い便と軟便が出る理由

私達の消化物と消化液の一日の量は

大体9ℓと言われています。


小腸では7ℓ吸収され、

残りの2ℓは大腸で処理され


腸内細菌が食物繊維などを発酵させながら

水分を吸収して体外に便として排泄します。


大腸では約80%の水分が吸収されますので、

大腸での滞在時間が長くなると、

水分の吸収が進んで便が固くなり、

逆に短いと、

水分の吸収が足らなくなるので、

軟便になります。


便秘で悩まれている方は
こちらから


腸が“第二の脳”と呼ばれる本当の理由

腸には約1億個の神経細胞が存在し、

これを“腸管神経”と言います。


腸管の組織は多層構造になっていて、

腸壁の粘膜下に

マイスナー神経叢(しんけいそう)があり、

主に腸内のホルモン分泌などを支配しています


更にその外側には

アウエルバッハ神経叢があり、

腸の蠕動運動をコントロールしています


腸の蠕動運動を支配している神経は
自律神経です


その中で

今最も注目されているのが、

脳腸相関という双方向の

ネットワークシステムです。



一般的に言われているのは、

腸のコントロールは

全て脳が支配しているのではなく、

腸が自ら判断を下す機能を持つ事から


(体に有害をもたらす食べ物などを摂取した時に、腸が一刻も早く体内から有害物を出そうと脳に指令を送り、 お腹が痛くなったり、緩くなってしまう症状などの生体機能)

“第二の脳”と呼ばれています。


この脳腸相関という双方向の

ネットワークシステムは、

脳と腸の情報交換は

脳からの一方通行ではなく、

腸からも脳にメッセ―ジを

発信するというシステムです



腸内の状態によって、

その情報が脳に伝えられるという事は、

そこから身体のあらゆる場所に

影響を及ぼすことになります。


つまり、

腸と身体のネット―ワークは脳だけではなく、

多くの臓器や細胞とコミュニケーションを取り、

そのほとんどが腸と連携しているのです。



これが腸が

“第二の脳”と呼ばれる本当の理由です。


腸と連携している主な臓器や細胞の働き

①胆のう

腸内に食べ物が送られると、
胃酸を中和したり、
消化を助けたりする胆汁を分泌します


悪玉菌が増えると、
胆汁は有害な二次胆汁酸に変化してしまいます。


②膵臓

腸内に消化物が送られると、
栄養素を分解する
消化酵素を含んだすい液を分泌します


③腎臓

血液中の老廃物を尿として排泄し、
体液のバランスなどを調整しています

腎臓を保護する腸内細菌が存在し、
腸内環境が悪化すると、
腎臓機能低下や病気を招きやすくなります。


④副腎

ストレス反応を緩和するホルモン、
コルイゾールを主に分泌しています

腸内で炎症などが起こると大量に分泌されるが、
副腎の機能低下を招いて、
慢性疲労の原因などになります。


⑤肝臓

胆汁を作り、
小腸で吸収された栄養素を
一時的に貯蔵しています

腸内で悪玉菌が増えると、
毒素を取り込んでがんなどの
病気の原因になります。


毒を一番分解、処理、
代謝させているのが、肝臓です。
唯一肝臓をマッサージできる方法とは?


⑥脾臓(ひぞう)

体内の免疫システムを管理しています

腸管の免疫システムからも
間接的に影響を受けています。


⑦胃

食べ物をかゆ状に溶かし、小腸に送ります

腸内の掃除MMC(伝播性消化管収縮運動)の
ON、OFFのスイッチとなります。

※ MMC とは、
 殺菌性のある消化液が悪玉菌を処理し、
 腸内環境を整える生体機能の事。


⑧心臓

自律神経によって
心拍数や血流がコントロールされています

交感神経や副交感神経の働きで
腸内血流も変化します。

腸内細菌のバランスで影響を受けます。


⑨肺

呼吸によって自律神経に影響が出ます

理想の呼吸による横隔膜の動きによって、
腸の蠕動運動をサポートしています。


⑩脳

脳腸相関のネットワークにより、
お互に情報交換し合い、
脳腸の状態がそれぞれに影響し合っています。

腸の重要性

この事から腸は

多くの臓器や細胞とコミュニケーションを取り

毎日、

体内環境のバランスを維持したり、

体内環境を整えているのです。



腸は私達の身体のネットワークを繋げる

“スイッチングハブ”なんです。

私達の身体は

腸内環境を整える事が

一番重要とも言えるでしょう。


瞬時に
腸内環境を整える方法とは?


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